ディベートと聞くと、試合のような風景を想像しがちですが、当ワークショップではテーマ作りから試合、振り返りまで一連の流れで行います。参加者全員でテーマを作り、そのテーマを元にディベートを行い、最後に振り返りを行うスタイルです。

テーマの決め方

まず、ディベートに適したテーマを決めます。曖昧なテーマではなく、賛成と反対がはっきり分かれるテーマが理想です。なぜなら、白黒がつけられないテーマではディベートにならないからです。

例:

NG: これからの働き方はどうあるべきか?
OK: 日本政府は、解雇規制を緩和するべきである
「これからの働き方はどうあるべきか?」はディスカッション向きのテーマです。このようなテーマは多様な意見やアイデアが出やすく、議論が拡散しすぎてまとまりがつかなくなるからです。一方、ディベートでは、テーマを絞り、賛成・反対が明確につけられるものが望ましいです。

ディスカッションとディベートの違い

ディスカッションでは、抽象的なテーマをもとに参加者全員で意見を出し合い、まとめていきます。一方、ディベートは既存のテーマに対して賛成か反対かの是非を問う形式です。

ディスカッションは「意見を作る」、ディベートは「意見を決める」と考えると分かりやすいでしょう。

ワークショップでのディベートテーマの例

即興ディベートワークショップでは、以下のようなテーマを扱っています。

例:

日本政府は、企業の副業禁止規定を廃止すべきである
厚生労働省は、パワハラのガイドラインを制定すべきである
ココイチはデザートメニューを増やすべきである
ネルフはガンダムを開発すべきである
日本政府は、複数結婚を認める法案を作るべきである
これらのテーマは、賛成と反対の立場が明確であり、ディベートに適しています。個人事業主やビジネスパーソンの皆さんも、このような具体的で明確なテーマを元にディベートを行うことで、論理的思考や説得力を鍛えることができます。