エニアグラムとは?

エニアグラムは、ギリシャ語の「エネア」、すなわち数字の「9」に由来し、人間の性格を9つのタイプに分類する理論です。

その起源は古代バビロニアにまで遡るとも言われますが、現代の性格類型学として体系化されたのは、1970年代初頭、ボリビア出身のオスカー・イチャーソによる研究から始まります。

このエニアグラムは、米国スタンフォード大学の研究者たちによってさらに研究・整理され、今日では日本でもソニーや東芝、経済産業省などでリーダーシップ研修に活用されています。

社員一人ひとりの個性や動機を理解し、最適な育成や配置を行うことは、組織全体のパフォーマンス向上に不可欠です。エニアグラムは、そのための強力なツールとなります。

自己理解と他者理解の深化エニアグラムを通じて、自分自身や他者が何を求め、何を恐れ、どのように自己を表現しているのかを深く理解できます。これにより、一人ひとりの存在価値を認識し、組織全体のエンゲージメントを高めることが可能です。

  • 個別対応の強化
    HRの現場では、画一的なアプローチが効かないことが多々あります。エニアグラムを活用することで、個々の社員の特性に応じた指導やサポートが可能となり、パーソナライズされた育成計画を立てることができます。
  • コミュニケーションの円滑化
    エニアグラムは、対人関係をスムーズにするための強力なツールです。組織内での人間関係の問題を予防し、円滑なコミュニケーションを促進することで、職場環境の改善に寄与します。
  • 成長と変革の促進
    エニアグラムは、自己変革と成長の道筋を示します。個々の動機や行動の背景にある要因を理解することで、社員の自己成長を促し、組織全体の成長へとつなげることができます。

エニアグラムの組織活用

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